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 我思う、故に我在り。
 これは彼(か)の、デカルトが『方法序説 (Discours de la méthode)』で提唱した有名な命題である。この言葉は仏語では<"Je pense donc je suis"、ラテン語では"Cogito ergo sum">と呼ぶがラテン語訳読みの『コーギトー・エルゴー・スム』の方が日本では有名になった感がある。
 難しい概念なので、うまく表現できるかどうかは分からないので、Wikipediaからの『我思う、故に我在り』という表題の解説部からの抜粋引用に頼るが、
全てについて疑うべし(De omnibus dubitandum)という方法的懐疑により、自分を含めた世界の全てが虚偽だとしても、まさにそのように疑っている意識作用が確実であるならば、そのように意識している我だけはその存在を疑い得ない。「自分は本当は存在しないのではないか?」と疑っている自分自身の存在は否定できない。―“自分はなぜここにあるのか”と考える事自体が自分が存在する証明である(我思う、ゆえに我あり)、とする命題である。コギト命題といわれることもある。哲学史を教える場合の一般的な説明によれば、デカルトはこれを哲学の第一原理に据え、方法的懐疑に付していた諸々の事柄を解消していった、とされる。
 と、言うことらしい。
 要するに『自分の存在を懐疑の念を以て否定しようとしても、自分の存在を疑っているという自分の存在は疑いようがない。そう考えること自体が自分という者が存在する何よりの証明である』と言うことらしい。
 哲学者とは何とも捻た考え方をするものだと思うが、私はこういう考え方が嫌いではない。
 物事を一面的にしか見られない人とか、画一的というか大勢に流れると言おうか、他に迎合する安易な生き方を良しとしない自分には、この様な重層的で複雑でそれでいて理路整然とした思考法は、至極合っているように思えるからだ。
 

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